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日本企業のレバレッジ効果

日本企業は高度経済成長期に借り入れを大幅に増やしたため、
伝統的に他の先進国よりレバレッジ効果が高いとされてきた。


しかし、1970年代後半以降、
優良製造業が債務の返済に転じ、1990年代末には有利子負債返済の大ブームとなった。


このため、一部企業は多額の現金を抱え、むしろ逆のレバレッジ効果が働いている。


このため、安定性は飛躍的に高まったが、利益率の低下を理由に株価は低迷。


企業買収の標的となる危険にさらされている。

レバレッジ効果の例

・装置産業の借り入れ

・金融における信用取引


金融取引においては、
20世紀初頭頃から意識的にレバレッジ効果を働かせるようになった。


ブローカーズローンと呼ばれた取引では、購入する株式を担保に資金を借りて株式を購入できるため、自己資本以上の投資を行なうことが可能であった。


現代でも、外国為替証拠金取引や商品先物取引、株式信用取引などで他人資本を導入してレバレッジ効果を働かせた投資が可能である。

レバレッジの意味

レバレッジ(Leverage)とは


1.梃(てこ)の意味。

2.経済活動において、他人資本を使うことで、自己資本に対する利益率を高めること。これをレバレッジ効果という。本項で詳述。




〜レバレッジの概要〜


自己資本をもって経済活動をする際に利益率を高めたい(正確には変動性:ボラティリティを高めたい)場合、
他人資本を用いることで、実現が可能である。


総資産=自己資本+他人資本


上記の式は恒等式であるが、一般に売り上げや利益は総資産に比例する。


例えば、100円の自己資本だけを持っている場合、総資産は100円である。


総資産10円が10円の売り上げと1円の利益をもたらすと仮定すると、
総資産100円からは100円の売り上げと10円の利益がもたらされる。


この場合100円の自己資本に対して利益率は10%となる。



ここで、400円の他人資本(借り入れ)を導入し、総資産を500円にしたとする。

その場合、総資産500円からは500円の売り上げと、50円の利益(営業利益)がもたらされる。


400円の借り入れに対する利払いが、5%の20円だとすると、利益(経常利益)は30円となる。

これで、自己資本に対する利益率は30%となる。


一方で、レバレッジ効果は変動性を高めているため、自己資本に対する損失の割合も大きくなる。


このようにして、他人資本を導入することで同額の自己資本でも、
より高い利益率が上げられることをレバレッジ効果と呼ぶのである。



◆逆のレバレッジ効果


また、逆に自己資本のうち投資する割合を低くすることで、自己資本に対する利益変動性を低下させ、安全にすることも可能である。



金融先物取引法による規制について

本取引は、従来は取引に関する法律(いわゆる「業法」)がなく規制もなかったために、多額の手数料を顧客から騙し取るといった悪徳業者が多発した。

しかし、2005年7月1日に金融先物取引法が改正されたことで以下の規制がかけられたことにより、悪質な業者は今後次第に淘汰されていくものと思われる。



◆業者は登録制となり、金融庁の監督下に置かれるようになった。


◆以下の禁止行為が設けられた。

・不招請勧誘の禁止
・契約をしない旨の意思表示をした人に対する再勧誘の禁止
・断定的判断を提供しての勧誘の禁止


◆広告規制

・手数料やリスクなどについての表示を義務づけられた。


◆書面の交付義務

・契約締結前、取引成立、証拠金受領時にそれぞれ書面の交付が義務づけられた。


◆外務員が登録制となった。


金融商品販売法について

本取引は、2004年4月1日施行の「金融商品の販売等に関する法律」(「金融商品販売法」)の改正により、「直物為替先渡取引」に該当することが明確になった。(金融商品販売法 第2条1項12号、同法施行令 第4条)


このため、業者はリスク等に対する説明義務が課せられる。

説明が尽くされておらず顧客が被害を蒙った場合は、業者は損害賠償責任を負うことになる。(同法 第3条1項2号、第4条)


FXの取引の例

取引の例を示す。

ここでは、簡単にするため金利や手数料は考えず、相場変動だけを考える。



例:

5000ドルの証拠金を預託すると、10万ドルの取引が可能とする。つまり、証拠金は取引額の5%(レバレッジ20倍)。


1ドル=120円のときに取引開始して10万ドルを買い、
その後、円高となって1ドル=115円になったとする。


このときの収支は、


1ドルあたり115円-120円=-5円であるから、
10万ドルでは50万円の損失である。



また、証拠金は1ドル=120円のときに、5000ドルであるから60万円である。


初めの証拠金の60万円に対して50万円の損失を差し引くと、残るのは10万円だけであり、初めの1/6となる。



実際には、途中でマージンコールの発生により追加証拠金(追証)を求められることがある。


上記と逆に、円安となって1ドル=125円になった場合は50万円の利益となる。



つまり、初めの証拠金の60万円が110万円となり、およそ2倍となる。

FXの主なリスクについて

◆外国為替相場の変動


相場の変動がある以上、利益が期待できる反面、損失を受ける場合がある。

証拠金の何倍もの取引を行うことができるため、損失が預託した証拠金を超え、さらなる証拠金を請求されることもあり得る。



◆業者に対する信用リスク


客から委託された証拠金を、自社の資産とは別勘定で信託銀行に信託するといった保全管理をしていない業者の場合、破綻した際には預託していた証拠金が戻ることは期待できない。

業者によって証拠金の管理方法が異なるので約款などで確認する必要がある。

FXの特徴

外貨預金・外貨建てMMFなど、他の外貨建て金融商品と比較した場合の特徴を挙げる。


為替レートが同一の時の、売り相場と買い相場(他の外貨商品でいう、電信買相場(TTB)と電信売相場(TTS))の差が小さい。



また金利差によるスワップポイントも、他の金融商品より有利な場合が多い。


レバレッジをきかせることによって証拠金の何倍もの外貨を取引することができ、レバレッジの倍率を高くするほど為替相場の変動によるリスクは高まる


取引業者によっては100倍以上の高レバレッジが設定可能である。逆に証拠金と同額の外貨を取引する(レバレッジ1倍)という外貨預金に近い比較的低リスクな取引もできる。



商品先物の証拠金取引と同様、損失が一定額を超えると、ロスカットルールによって強制的に反対売買がなされる。


またそれよりも損失の小さい段階で追加証拠金の差し入れを請求される(マージンコール)場合もある。


多くの外貨建て商品では、外貨を買ってから一定期間後に売るという取引になるが、外国為替証拠金取引では逆に外貨を売ってから一定期間後に買い戻すことも可能である(いわゆる「売りから入る」取引)。


日本円しか持っていなくても、「米ドルを売ってユーロを買う」といった取引が可能である。


税法上、外貨預金・外貨建てMMFの利子は利子所得(20%の源泉分離課税)となるが、外国為替証拠金取引のスワップポイントは雑所得(取引所取引は申告分離課税、店頭取引は総合課税)となる。


為替差益の扱いは多くで雑所得(取引所取引は申告分離課税、外貨預金と店頭取引は総合課税、外貨MMFは非課税)。

MMFって?

マネー・マーケット・ファンド(Money Market Fund)とは、

公社債を中心に投資する投資信託の一種。MMFとも略される。


〜MMFの概要〜


政府発行の短期証券などに投資して、元本の安全を確保しながら安定した利回りを得られるような運用を行う。即日の購入・解約が可能となっている。


1971年、それまで銀行の預金しか利用してこなかった客を証券会社に呼び寄せるべく、アメリカ合衆国のブルース・ベント、ハリー・ブラウンの2人が設立した「リザーブ・ファンド」がその創始である。


従来、公社債などの債券は購入単位が大きく、小口の個人投資家には手が出せない商品であったが、このような投資信託が生まれたことでそれらへの間接投資が可能になった。


1973年のオイルショックでインフレーションが起こり、銀行預金の実質的価値が目減りしたことや、CMA(Cash Management Account、証券総合口座)の設定により、MMFで運用した資金をそのまま株式などの購入に当てられるようになったこと、小切手の振出しができ当座預金の機能を有するようになったことも、1970年代に起こったMMFへの大量資金流入の要因となった。


銀行側ではこの動きに応じ、それまで規制がかけられていた預金利率の撤廃を1980年代に実現させ、MMC(市場金利連動型預金)を設定して対抗を行った。


なお、日本におけるマネー・マネージメント・ファンド(Money Management Fund)もMMFと略されるが、実際にはこれよりもマネー・リザーブ・ファンド(Money Reserve Fund、通称:MRF)の方が近いといえる。


〜外貨MMF〜


日本において「外貨MMF」・「外貨建てMMF」として販売されている商品の「MMF」とは、この「マネー・マーケット・ファンド」を指す。


日本国外で設定された外国投資信託の扱いとなっている。

USドル・ユーロ・AUドル・CAドル・NZドル・UKポンドといった、先進国を中心に複数の通貨建てのものがある。


日本におけるいくらかの証券会社・銀行で取り扱われており、外貨預金と比べて利率や為替手数料の面で概ね有利になっている。


ただし外貨を直接引き出す事は出来ない。


証券会社によっては、外貨MMFにおいた資金で直接(日本から見た)外国籍債券・外国籍投資信託を購入し、その売却資金や利金も外貨MMFに振り込める制度や、銀行の外貨預金などへ外貨のまま(無料ないしは有料で)送金できる制度を設けているところもある。

スワップポイントとは?

スワップポイントとは、

金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売った時の2通貨間に生じた金利差のことを言います。


現在、主要国の中では私たちが持っている「日本円」の金利は比較的低い位置にあるのはご存知ですか?


この金利の低い「日本円」で、金利の高い外貨を買うことにより、


スワップ金利を受け取ることができます。


逆に、外貨を売ると、スワップ金利を支払うことになります。


わざわざスワップポイントを支払ってまで、外貨を売るというケースは、
スワップポイント(金利差)以上に純粋なFX(為替)の収益が勝るだろうという考えに基づくものだと思います。

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